基礎体温とは

基礎体温は最低限のエネルギー消費熱
「基礎体温」とは、人間が生命を維持するために最低限のエネルギーを燃焼させている時の体温のこと。
人間はエネルギーを燃焼させて活動していますから、基礎体温とは「眠っていて体を動かしていない状態の体温」と言い換えることが出来ます。
しかし、眠っている時に自分で自分の体温を測ることは不可能と言っていいでしょう。
そこで、目が覚めて体を動かす前、横になったままの安静な状態で体温を測り、それを「基礎体温」としているのです。


基礎体温の周期とパターン
基礎体温には、次の4パターンがあります。
1.卵胞期
月経開始直後から約12~15日間、基礎体温が低い状態が続きます。
卵子が入った「卵胞」が成長している時期に当たり、卵胞が分泌する卵胞ホルモンが体温を下げる働きをするため、基礎体温は低い状態となります。
そのため、この時期は「低温期」とも呼ばれています。
2.排卵期
低温期の最終日に、基礎体温が一時的にガクンと下がる時期があります。
この頃に排卵が起こるため、この時期を「排卵期」といいます。
3.黄体期
排卵期の後、今度は一気に基礎体温が上がる「黄体期」が約2週間続きます。
卵胞が分泌する黄体ホルモンの影響で子宮の温度が上がるため、「高温期」とも呼ばれます。
4.月経期
高温期の後、また基礎体温が下がり始め、月経がおとずれます。
この時期を「月経期」といい、もし妊娠していれば、ここで基礎体温が下がらず上がったままになります。
逆に言えば、月経期が来ない場合は妊娠の可能性があるということになるのです。
