自分の体調・周期を知ろう!

基礎体温からわかる、10のポイント
先ほどのページで説明した「基礎体温からわかること」について、もう少し詳しく見てみましょう。
1.月経はいつ?
高温期に入って約2週間後、基礎体温が下がり始めたら、そろそろ月経がきます。
2.体調が良い時と悪い時はいつ?
体調が良くなるのは低温期で、気分が明るく、考えも前向きになります。
逆に、高温期は肌荒れやむくみなどに悩まされ、精神状態も不安定になりがち。
3.排卵はある?
低温期と高温期の差がほとんどなければ、排卵していない可能性があります。
この場合、たとえ月経があったとしても、排卵と黄体ホルモン分泌のない「無排卵月経」の可能性があります。
4.黄体ホルモンの分泌はある?
高温期が9日未満で終わってしまったら、卵巣の働きが低下している、もしくは黄体ホルモンの分泌異常がある「黄体機能不全」の可能性もあります。
5.更年期症状は?
低温期が短くなり、月経が頻繁にくるようになったら、更年期が近づいてきたサインです。
6.妊娠しやすいのはいつ?
精子の寿命は3~7日、卵子の寿命は長くても24時間ですから、排卵の3日前から排卵の24時間後までの約5日間が最も妊娠しやすい時期です。
7.妊娠しにくいのはいつ?
高温期に入って5日後から月経がくるまでの間は、妊娠の可能性が低くなります。
8.妊娠の可能性は?
高温期が3週間以上続く時は、妊娠している可能性があります。
9.流産の可能性は?
高温期が3週間以上続いた後、急に基礎体温が下がって出血したら、異常妊娠の可能性があります。
10.子宮の病気は?
月経がきても高温期が続くのなら、婦人系の病気の可能性があります。


基礎体温を知ることは、自分を知ること
基礎体温からわかるのは、「傾向」と「可能性」であり、身体の調子や病気の全てがわかるわけではありません。
それでも、基礎体温の周期を知らないでいるよりも「自分の体」についての理解を深めることが出来ます。
基礎体温を知ることは、自分の体を知ることと同じなのです。
