高温期をチェック!

高温期からわかる「可能性」
「妊娠の準備ホルモン」とも言い換えられる黄体ホルモンの活動が活発な「高温期」をチェックすることで、妊娠や不妊などに関わるいくつかの事がわかります。
1.高温期が長かったら
高温期が3週間以上続いたら、妊娠の可能性があります。妊娠中の高温期が長く続く場合は流産の可能性もあるので注意して下さい。
2.高温期がなかったら
高温期がないのは排卵がないということ。
しかし、無排卵状態でも不順ながら月経がくる場合もあります(無排卵月経)。
3.高温期が安定しなかったら
高温期と低温期の区別がはっきりしない場合、排卵はあるのですが、黄体機能不全の可能性があります。
黄体ホルモンの分泌に異常があり、子宮内膜で受精卵が着床するための環境を整えることができないのです。
妊娠しても流産しやすい体質かもしれませんので、一度専門医に診てもらった方がよいかもしれません。
4.高温期が短かったら
高温期が9日未満であれば、卵が未熟なのか、黄体機能不全の可能性があります。


高温期における体の状態
それでは、高温期を2つにわけ、それぞれ体の状態について見てみましょう。
1.高温期前半(排卵~1週間後)
・体が何となくだるい。
・妊娠に備えて水分などを体に貯め込もうとするため、むくみやすくなってくる。
2.高温期後半(1週間後~2週間後)
・黄体ホルモンの影響を強く受け、ますます水分の排泄が悪くなりむくみやすい。
・腸の働きが低下し、便秘になる。
・皮脂分泌が盛んになり、肌荒れが起きやすい。
・子宮内膜が増殖して子宮が膨らみ、骨盤内のうっ血が起こる。
他にも、下腹部や腰の痛み、だるさ、偏頭痛、眠気、胸が張るなど、この時期は体調が悪くなりがち。
また、イライラや不安感が溜まったり、些細なことが気に障るなど、精神的にも不安定な状態になります。
この時期は無意識のうちに周囲にイライラしてしまいがちですので、なるべく穏やかに過ごすよう意識しましょう。
