月経前症候群(PMS)とは

月経前症候群(PMS)に注意
前のページで説明しましたが、高温期では黄体ホルモンの影響から、女性の体に色々な症状が現れます。
特に高温期後半は、むくみ、便秘、肌荒れ、胸が張る、眠気、下腹部や腰の痛みの他、ちょっとしたことにイライラするなど、精神的にも不安定になります。
それらの症状を「月経前症候群(PMS)」といいます。
中でもその症状がひどくなるのは、月経の2~3日前。
月経前症候群の原因は、月経期に骨盤を開いて排泄を促そうとして頭蓋骨の後頭部が横に開き、首の後ろ(頚椎部分)が緊張するためだと考えられています。
症状の程度に個人差はありますが、月経前症候群は排卵が起こる女性であれば誰もがかかるものですから、決して特別な症状ではありません。


月経前症候群(PMS)を乗り切るには
とはいえ、毎月このような症状が起きるのはとっても憂鬱ですよね。
月経前症候群をうまく乗り切るためには、次のことに気をつけましょう。
1.カフェインの取り過ぎ
カフェインは筋肉や脳を刺激して興奮状態を引き起こし、場合によっては抑うつ状態やイライラなどの症状が悪化することもあります。
高温期にはあまりカフェインを摂りすぎないようにしましょう。
2.塩分の取り過ぎ
むくみやすい時期なので、塩分の取り過ぎは禁物。
弁当類や外食など、味付けの濃いものはなるべく避けましょう。
3.体温調節
エアコンが効いている部屋に長時間いると、夏には足腰が冷えて偏頭痛・腰痛などが悪化、冬には顔がほてって足腰が冷えるなど、月経前症候群の症状がさらに悪化します。
といってもオフィスの空調はなかなか個人の都合で調整してくれませんので、室温に合わせて服装に気を配りましょう。
